＜内容＞”まぼろしの女流”アニヤ・イグナティウス（ヴァイオリン）による、第二次世界大戦中の秘蔵録音で、シベリウスのヴァイオリン協奏曲 他。
Ａ．イグナティウスは、フィンランドが誇る女流ヴァイオリニストで、パリ音楽院に留学した後、プラハでは名教師Ｏ．シェフチークに師事し、その後、２０世紀最大のヴァイオリン教師カール・フレッシュにも薫陶を受けた、超実力派の名手である！
また、彼女は若い頃から、母国を代表する作曲家シベリウスのスペシャリストとして知られ、晩年はシベリウス音楽院で後進の育成に当たるなど、生涯にわたり、母国フィンランド音楽の発展に尽力した音楽家である！
そして当盤は、そんな彼女のスペシャル・レコードで、第二次大戦中に録音された、”十八番”！シベリウスのヴァイオリン協奏曲（全曲）他。
当盤に聴かれる演奏は、いきなりＣ．フレッシュ門下ならではの、精緻な美音に驚かされるが、よく聴けば、各楽章の構成から細部にわたる作品解釈まで、流石はスペシャリストと、いちいち感心してしまうほど完成度の高い超名演！
また、音質についても、母国ならではの力の入った高音質盤で、改めてその価値を実感できる、極めて入手困難な秘蔵盤！
（ プレス数が非常に少ないため、大変希少！ ）
  ＜曲目＞シベリウス ／ ヴァイオリン協奏曲 ｏｐ．４７ （ １９４３年録音 ）                      Ａ．ヤルネフェルト（指揮） ベルリン市立管弦楽団
シベリウス ／ 交響詩「 ポヒョラの娘 」 ｏｐ．４９ （ １９３２年録音 ）                         Ｒ．カヤヌス（指揮） ロンドン・シンフォニー


＜レコード番号＞フィンランド・ＳＣＡＮＤＩＡ  ＳＬＰ ５５６  芬蘭スカンディアの初期水色（深溝）レーベルで、１２インチの重量盤ＬＰオリジナル。  
＜レコード・コンディション＞ＮＭ＋殆ど未使用の光沢も綺麗なピカピカの極美品！（ ただし、マスターに起因するサーフェス・ノイズあり。）  
＜ジャケット・コンディション＞僅かに経年変化による補修痕や、ジャケット正面右上部にシールの剥がし痕などありますが、全体的には良質なコンディション。